ビタミンC化粧水にはたくさんの種類があり、どの化粧水を選べばよいのか分からないという人も多いでしょう。
この記事では、ビタミンC誘導体が配合されているおすすめのプチプラ化粧水を3つ紹介しています。
それぞれの化粧水について、成分の特徴や肌への効果を解説しているので、ビタミンCスキンケアを比較するときの参考にしてください。
メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水しっとりタイプ
メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水しっとりタイプの基本情報
会社名 | ロート製薬株式会社 |
住所 | 〒544-8666 大阪市生野区巽西1-8-1 |
電話番号 | 06-6758-1231 |
メラノCCは、ロート製薬から発売されているスキンケアのシリーズで、ビタミンCをコンセプトにさまざまな肌悩みに対応するスキンケアです。
メラノCCの美白化粧水は、有効成分「高浸透ビタミンC誘導体」と「グリチルリチン酸ジカリウム」を配合した、医薬部外品の薬用美白化粧水です。
高浸透ビタミンC誘導体を配合
有効成分の高浸透ビタミンC誘導体は、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ美白成分として配合されています。空気に触れるとすぐに酸化してしまうビタミンCの安定性を高めて、肌に届けやすくしたのがビタミンC誘導体です。
メラノCCの美白化粧水に配合されている高浸透ビタミンC誘導体は、3-O-エチルアルコルビン酸というもので、一般的なビタミンC誘導体よりも優れた効果を発揮するといわれています。
エチルアスコルビン酸は水溶性ビタミンCに分類されます。水溶性ビタミンCの特徴は、即効性があり、肌につけたときに短時間で効果を発揮できることです。
水溶性ビタミンC誘導体は即効性があるぶん、持続力は劣るとされていますが、エチルアスコルビン酸は即効性を備えつつ、持続性もあるビタミンC誘導体です。
ニキビによる肌荒れの予防にも
高浸透ビタミンC誘導体として配合されているエチルアスコルビン酸は、皮脂の分泌量を抑える機能を持っています。
皮脂が過剰に分泌されるとニキビができやすくなりますが、エチルアスコルビン酸の皮脂コントロール機能により、ニキビがたくさんできてしまうのを防ぐ効果が期待できます。
もうひとつの有効成分であるグリチルリチン酸ジカリウムは、抗炎症作用のある成分です。グリチルリチン酸ジカリウムは医薬品にも配合される成分で、炎症を抑えるために用いられます。
ニキビができた部分が赤くなって炎症を起こしてしまうケースがありますが、グリチルリチン酸ジカリウムが配合されたスキンケアには、ニキビが悪化するのを防ぐ効果があります。
乾燥肌におすすめの高保湿タイプ
メラノCCの美白化粧水しっとりタイプは、美白効果があるだけでなく、肌のうるおいを守る高保湿のスキンケアです。3つのうるおい成分として、アルピニアホワイト、レモンエキス、グレープフルーツエキスが配合されているのが特徴です。
メラノCCの美白化粧水には、さっぱりタイプとしっとりタイプがあります。さっぱりタイプは肌につけたときにスーッとした清涼感を感じられるように、メントールやエタノールが配合されています。使用感は水のようなサラサラとした感じです。
それに対して、しっとりタイプはとろみのある化粧水で、メントールやエタノールは入っていません。
肌のベタつきが気になる脂性肌の人はさっぱりタイプを使って、肌が乾燥しやすい人はしっとりタイプを使うのがおすすめです。
肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水
会社名 | ロート製薬株式会社 |
住所 | 〒544-8666 大阪市生野区巽西1-8-1 |
電話番号 | 06-6758-1231 |
白潤プレミアムの薬用浸透美白化粧水は、うるおいと美白を両方かなえたい人のために開発されたスキンケアです。
まるで美容液のような白潤プレミアムの美白化粧水は、角質層にスーッと浸透してうるおいを与え、透明感のある肌へと導きます。
Wの有効成分がシミと肌荒れを防ぐ
白潤プレミアムの美白化粧水には「ホワイトトラネキサム酸」と「グリチルリチン酸2K」の2つの有効成分が配合されています。
トラネキサム酸は、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ効果があるといわれている美白成分です。
メラニンを作り出すメラノサイトを活性化させる要因のひとつとして「プラスミン」というタンパク質が関わっていますが、トラネキサム酸はこのプラスミンの過剰な分泌を防ぐ働きを持っていて、メラノサイトの活性化を抑えるのに有効です。
また、トラネキサム酸には抗炎症作用もあり、紫外線を浴びたダメージによる肌荒れを防ぐ効果が期待できるでしょう。
グリチルリチン酸は炎症を鎮める作用があるので、赤くなってしまったニキビや、炎症をともなう肌荒れの悪化を抑えるのに有効です。
2種類のヒアルロン酸でしっかり保湿
白潤プレミアムの美白化粧水には、2つの保湿成分「ヒアルロン酸」と「ナノ化ヒアルロン酸」が入っています。
ヒアルロン酸は水分をたくさん抱え込む力があり、たった1グラムで6リットルの水を抱え込めるといわれている成分です。
ヒアルロン酸は分子の大きさが大きく、肌の表面をうるおす効果がある一方、肌の内部に浸透しないため、うるおいをキープすることは難しいとされています。そこで、ヒアルロン酸の分子をより小さくした「加水分解ヒアルロン酸」が登場しました。
白潤プレミアム美白化粧水に使われているナノ化ヒアルロン酸は、加水分解ヒアルロン酸のことを指し、その大きさはヒアルロン酸の100分の1以下です。
ナノ化ヒアルロン酸は肌の角質層まで浸透し、肌の内部をしっかり保湿してくれるので、うるおいを長時間キープできるでしょう。
紫外線による乾燥を防ぐビタミンC誘導体
白潤プレミアム美白化粧水に配合されているビタミンC誘導体は、ビタミンCリン酸Mgという成分です。
ビタミンCには紫外線による肌へのダメージを防ぐ作用があり、ヒアルロン酸とビタミンC誘導体をスキンケアに配合することで、紫外線によって乾燥した肌をうるおす効果が期待できます。
菊正宗 日本酒の化粧水 透明保湿
会社名 | 菊正宗酒造株式会社 |
住所 | 〒658-0046 神戸市東灘区御影本町1-7-15 |
電話番号 | 078-851-0001 |
菊正宗の化粧品は、日本酒の肌をうるおす効果に着目して作られた、酒造メーカーならではのスキンケアです。
日本酒の化粧水透明保湿は、日本酒から生まれた保湿成分が肌にたっぷりうるおいを与え、透明感のある肌に導く化粧水です。
日本酒一升分のアミノ酸で高保湿
日本酒の化粧水透明保湿には、コメ発酵液が保湿成分として配合されています。コメ発酵液とは日本酒のことを指しますが、この化粧水に使われている日本酒は「純米吟醸酒」という、米と米麹と水のみを原料に製造された日本酒です。
もうひとつの保湿成分として注目したいのは、アミノ酸です。日本酒の化粧水透明保湿には、日本酒一升分に匹敵する量のアミノ酸が含まれています。
表皮にある角質層内部のうるおいを保つためには「細胞間脂質」「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」の3つの働きが必要ですが、天然保湿因子(NMF)は約半分がアミノ酸で構成されています。
肌が乾燥すると、角質層の水分量が少なくなり、MNFに含まれるアミノ酸も減ってしまいます。アミノ酸が含まれたスキンケアを使うことにより、角質層をうるおいで満たす効果が期待できるでしょう。
3種類のビタミン誘導体を美容液成分として配合
日本酒の化粧水透明保湿に配合されているビタミン誘導体は、ビタミンA誘導体、ビタミンE誘導体、ビタミンC誘導体の3種類あります。
ビタミンAは、肌のターンオーバーを正常にする働きがあり、肌をダメージから守ってうるおいのある健康な肌に整えます。
日本酒の化粧水透明保湿に使われているのは、パルチミン酸レチノールというビタミンA誘導体です。安定性が高く肌に浸透しやすいという特徴があり、なおかつ低刺激な成分です。
ビタミンEには血行促進作用があり、さらに肌の新陳代謝を整えてバリア機能を保つ働きもあります。ビタミンE誘導体と、保湿成分のヒアルロン酸を組み合わせることにより、高い保湿効果が期待できます。
ビタミンCそのものには肌をうるおす機能はありませんが、ビタミンCはコラーゲンを生成するために必要な物質です。
ビタミンC誘導体が配合されたスキンケアには、コラーゲンの合成を促し、ハリのある健康な肌へ導く効果があります。
たっぷり使える500mlの大容量
日本酒の化粧水透明保湿は、お手頃な価格で内容量が500mlも入っているため、惜しみなくたっぷりと使えるのがうれしいポイントです。
おすすめの使い方は、数枚のコットンに化粧水を含ませて、コットンパックとして使うことです。大容量なので、顔だけでなく首元やデコルテにつけたり、全身の保湿に使ったりしてもよいでしょう。
まとめ
ビタミンC誘導体には、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ、コラーゲンの生成を促進して肌のハリを保つ、皮脂の分泌を抑制してニキビができるのを防ぐなどの効果があります。
ビタミンC誘導体が配合された化粧水は、シミ・そばかすや肌の乾燥、ニキビなど、さまざまな肌悩みに効果を発揮します。
ビタミンC化粧水はいろいろなメーカーから発売されていて、美白成分や保湿成分にそれぞれ特徴があるので、この記事を参考にして、自分の肌に合ったビタミンC化粧水を見つけましょう。